循環型農業「栽培の見える化」サスティナブルな循環型農業を支える有機栽培の確立に向けて

「循環型農業」からの想像、昔ながらの方法で収量や品質が劣ると思われていませんか?
受け継がれてきた土のこと、そこで育つ作物のこと、本当によく知っていますか?
土と肥料と作物には複雑な因果関係があります。それを科学的に見ていくことでき、とても大切だと考えています。

土づくり

健康な作物は、健康な土壌から育つとよく言われます。
しかし、昨今は、痩せた土、メタボな土、疲れた土などの言葉が聞かれます。
作物は根を通じて土壌から栄養を吸収し、茎、葉、実などに栄養とエネルギーを供給します。「根」は「根本」「根幹」という言葉があるとおり、作物にとって非常に重要なものです。

微生物

土壌にはバクテリア、藻類などの有益な微生物が数十億もいます。これら微生物のバランスが取れているとき、また、十分な栄養が土壌に含まれているとき、いい土壌となり、結果それが、作物の生長を助けます。
作物の根毛と人の腸の微絨毛の構造や働きは実はとても似ています。根には菌根菌のような土壌細菌、腸には腸内細菌がおり、どちらも必要な栄養の吸収を促します。さらに、悪い菌を排除する力も持っています。
微生物豊富な土づくりは非常に重要なポイントとなります。

炭水化物

さらに、現在の「窒素」「リン酸」「カリ」を主として考える施肥設計から、私たちは、「炭水化物」に着目する栽培を考えています。
人と同じで、「炭水化物」は活動のエネルギーの源となります。作物もエネルギーを得るために、光合成をします。言い換えれば、光合成は、作物が栄養を葉や実に運ぶために必要なエネルギーとして炭水化物を生成しています。
人のエネルギー源も炭水化物(お米)ですので、人と作物の作用は同じです。

アミノ酸、ミネラル

そして、人が生きていく上で必要な栄養素、5代栄養素と言われる「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」。最近は「食物繊維」も第六の栄養素とも言われていますが、研究が進むにつれて、必要な栄養素は増えていきます。作物の世界も同様に、「炭水化物」のほかに、細胞の製造能力を高める「アミノ酸」や、光合成をはじめとする生化学反応に欠かせない「ミネラル」などは、今まで見落としがちでしたが、作物の生長に大きく影響します。

私たちは、「微生物」「炭水化物」「アミノ酸」「ミネラル」を栽培の重要なポイントにしている生態系調和型農業理論他を参考として、土壌と作物を合わせた「栽培の見える化」に取り組んでいます。作物と土壌は、言葉では何も語ってくれません。科学的・論理的に「栽培の見える化」をすることで、より安定的に確実な作物栽培が可能になると考えています。

将来、減農薬、減化学肥料、有機栽培を ご検討されたい方は、ぜひご一緒に土づくりからはじめてみませんか。

環境変化に強く、病害虫に強い作物体づくり

栽培ナビ ドクターでは、「土壌総合診断」「土壌定点診断」「作物体診断」と3つのサービスをご用意しています。
「土壌総合診断」では、ミネラル要素を含む26項目(水稲の場合は27項目)を分析いたします。
豊富な分析項目で、栽培作物に必要な情報がわかり、有機栽培やこだわりの栽培にも適したサービスです。
さらに、作物の栽培ステージ(生育段階)に応じた定点診断や作物体診断のコースもありますので、土づくりに始まり、播種・定植、生育期、収穫への流れを「見える化」していくことも可能です。
土壌を考慮し、栽培作物に応じた施肥アドバイスも付いてくるので、ご自身が現在対応している肥料や資材の施肥設計の参考となります。